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強度行動障害者施設の視察に行ってきました!
2023.12.24

先月になりますが、強度行動障害の方を受け入れている施設を視察しましたので、ご報告します!

☆子ども自立生活支援センター(きらり)

https://www.pref.kanagawa.jp/docs/g2n/index.html

☆障害者地域生活・行動支援センター か〜む

福岡市社会福祉事業団

どちらも通過型施設の位置付けです。地域で生活しやすいように、工夫しながら訓練も受けて、これから続く長い人生に備えます。

虐待事件があり、再生のためのアクションプランを実践中の神奈川県立中井やまゆり園も強度行動障害者支援を行なっています。障害者施設での虐待事件が続いており、県議会でも取り上げられています。

その事も重なり、関心を持って視察に望みました。

 神奈川県立子ども自立生活支援センター「きらり」は、乳児院、障害児入所施設、児童心理治療施設の3つが一体となった施設です。乳児院は2歳までで、その後は児童養護施設に行く子どもが多いようです。障害児入所施設は、高校3年生までで、地域の小中学校の特別支援級、特別支援学校に通学します。卒業後は、総合支援法の成人サービスに移行します。児童心理治療施設とは、全国に50カ所ほどある治療施設です。主に小中学生で、家庭や学校で不適応を起こし、行動障害が二次障害として現れている子どもに治療的に関わります。医師や心理士などの専門職が常駐していて、入所期間は3年間だそうです。

 「こども達はゆっくりかもしれないけれど、学習して、びっくりするほどの成長を見せてくれます。」と、施設長が嬉しそうに話す姿が印象的でした。

 障がい者地域生活・行動支援センター「か~む」は、福岡市にあります。強度行動障害の方に原則3カ月間の集中支援を行い、行動障害の改善を図る「集中支援事業」を行っています。定員2名で、職員体制は1:1です。集中支援終了後、地域の事業所へ移行が難しい場合は、同施設内の「移行型グループホーム事業」も利用できます。集中支援事業での取組みを基に、さらなる安定化を図り、地域の事業所への移行を目指します。その他にも、「緊急受入れ事業」を行っており、介護者の急病等やむを得ない事象の際に緊急一時保護するためのセーフティーネット事業です。

 個々のアセスメントが丁寧に行われ、スタッフの皆さんは日常の支援にたくさんの工夫を考えて対応している様子がよく分かりました。

 自閉症スペクトラム障害など知的障害を持つ子どもへの対応に苦慮し、家族が追い込まれてしまうことが多くあります。家族に心の余裕がなくなれば、子どもが不穏になるのは当然のことです。「きらり」や「か~む」への入所当初は、そんな不穏を抱えながらの入所の場合も多く、そのうえ環境の変化まで加わって、本人は大混乱となります。スタッフの皆さんは、そんな本人に安全な場所であることを理解してもらうために、粘り強く関わります。「か~む」では原則の入所期間がありますが、結果的に7年間をかけて、地域のグループホームに移行したケースもあるそうです。また、移行後に不安定になり、再入所となるケースもあります。それもひとつの支援方法だと思います。

 神奈川県でも、障害者グループホームの数は増えましたが、重度障害者のグループホーム移行は進んでいません。今のグループホームのあり方は、支援の質など課題も多く、放置すべきでない状況であると考えます。引き続き、県議会でも取り上げてまいります!

平野みぎわ
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