中井海岸地区と菱沼海岸地区の海岸の状況について話を聞いてきました。
中海岸は、25年間の養浜のために、土砂を入れ続けています。台風でサイクリングロードが崩落したこともありましたが、このように砂浜が回復したのは貴重な事例だそうです。
菱沼海岸は、今現在も海岸侵食(海岸から土砂が減り、砂浜が減少すること)が深刻で、これから神奈川県でも力を入れて養浜を行っていく必要があります。
写真だけ見ても分かりにくいですが、大量の土砂を人工的に積み上げて、海の波がその積み上げた土砂を崩していくことで砂浜が増えていく…なるべく自然の力で砂浜の回復をはかっているそうです。
豊かな山が海を作ります。山の川から水や砂が海に流れて、豊かな海や海岸を作ります。治水や利水のために、ダムや堰(せき)を作りました。川の流れが変わり、土砂が海に流れなくなってしまったことで海岸侵食が進みました。人の手が入ったことで、自然の循環が変わってしまった…でも治水も利水も、人間には必要でしたよね。最近は、もともとの循環を取り戻す研究が進んできており、技術も追いついてきているというお話も聞くことができました。環境再生にも、神奈川県にはしっかり取り組んでもらわないとです!
今日は11月らしい寒さでしたね。海風も冷たかったです。先月、決算特別委員会で海岸保全について質疑を行ったこともあり、海岸侵食や砂防について勉強のうえ、本日現地見学をすることができたので、とても良い学びになりました。
平野みぎわ政務活動事務所
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